管理栄養士ミニコラム① 糖質ゼロ/オフ/ノンアルコール ビール、何が違う??
2021年5月26日
急に暑くなってきたこの頃、余計お酒が進むけれど先生からはお酒控えるように言われている…
糖質ゼロならいいのかな?と思っている患者様も多いのではないでしょうか。
記念すべき第1回管理栄養士ミニコラム(続くといいな…)のテーマは、患者様からお話が出ることも多い
「アルコール:ビール」をテーマに書きたいと思います!
① 糖質ゼロ/オフの定義
糖質ゼロ:100mlあたり0.5g未満の場合、0gと表示できます。厳密にいうとビール350mlで1.75g入っている場合があります。
騙された気になりますね…
糖質オフ:定義は特になく、各社で比較対象商品に比べて低減されていれば 「糖質○%オフ」と表示が出来ます。
② 糖質ゼロ/オフを選ぶ際のおすすめ
近年様々なラインナップを見ますが、何がおすすめなのか?結論からいうと、
糖質「ゼロ」かつ「アルコール度数が低いもの」
を選ぶと一番血糖値が上がりにくくなります。(+量やタイミングもありますがそれは個別にお話ししましょう!)
ちなみにアルコール度数が高ければ高いほどカロリーは高いです。(アルコールは7kcal/gあります。炭水化物の約1.8倍!)
③ ノンアルコールビールについて
ノンアル、ゼロカロリービールにしていただいたらもう素晴らしいです。これは要するにビール風炭酸飲料ということですね。
こちらも①の糖質ゼロの定義と同じで、カロリーゼロ表記の定義があります。
→ゼロカロリー:100mlあたり5kcal未満の場合、0kcalと表示可能です。
ただし1つ注意。ノンアルコールでもお砂糖が入っていたりすると、ゼロカロリーじゃないものもあります。
それはただのジュースなので、必ずカロリー表示見てくださいね!
食事療法は“これはダメ”、ではなく“これならいい”、というプラスの考え方が大事です。
管理栄養士は指導者ではなく、協力者と思って栄養指導に臨んでいただけたら幸いです。
当院 管理栄養士 より