妊娠糖尿病とは?

妊娠に伴う身体の変化によって血糖値のコントロールが正常に行われなくなり、糖代謝異常を起こして血糖値が高くなり過ぎてしまうのが「妊娠糖尿病」です。妊娠して初めて糖代謝異常を起こした場合「妊娠糖尿病」と言い、もともと糖尿病の人が妊娠した場合は「糖尿病合併妊娠」と言います。また、診断はされていなかったものの、妊娠前から糖尿病を発症していた可能性が高い場合は「妊娠中の明らかな糖尿病」と言います。
妊娠糖尿病の罹患率は妊婦全体の約12%といわれ、8人に1人と多くの妊婦が発症する計算になります。めずらしい病気ではありませんが、妊娠糖尿病によって流産や早産のリスクが増加したり、赤ちゃんの合併症のリスクが増加するため、注意が必要です。