管理栄養士ミニコラム② 意外と多いご飯のカロリー…
2021年6月10日
糖尿病の患者様にお伝えすることの多い適切なご飯(主食)の量。
主食に限らずなんでも「適量」が大事です。
そんなのはもう耳にたこができるほど聞いたよ!とお思いになる患者様も多いかと思います(;^_^A
ですが先日、おにぎりを握っていたらふと「これ何gだろう?」と思い、量ってみたら意外と重たくて驚いたので(お恥ずかしい…)
是非この話を患者様に共有したいと思いました。
ということで、第2回管理栄養士ミニコラムは「ご飯のカロリーと量を覚えよう」です!
① ご飯のカロリーについて
“お茶碗1杯で〇kcal”と記載されている本も多いですが、お茶碗のサイズによって量は異なりますので、gで覚えましょう。
100g=156kcal(日本食品標準成分表(八訂)・水稲めし‐精白米より)
(食品交換表の50g 80kcalで覚えてもOKです!)
外食のご飯などは1杯300gくらい入っていることもざらなので、そう考えるとご飯のカロリーって結構ありますよね…。
② 量のイメージ・感覚について
お米のカロリーを覚えたら、次は量の把握です。
でも毎回量るのは面倒なので、目安量を覚えていただくことをおすすめします。
ちなみにご飯100gのイメージはこんな感じです↓
多いと感じますか?少ないと感じますか?
なお、このお茶碗は1杯200gです。
ご自宅で使われているお茶碗が1杯で何gなのか、量られたことがない方は一度量ってみてください。
一度把握してしまえば毎回量る必要はなくなります!
更にこの100gのご飯をおにぎりにすると、このくらいになります↓
私はだいたい拳1個分弱が100gでしたが、皆さんの拳ではいかがでしょうか?
是非ご自身の拳で一度比べて見てください!
このように、お茶碗のサイズや拳のサイズなどで量を把握しておくと非常に計量が楽になります。
もちろん多少の誤差はありますが、量らないよりは何倍も良いです。
食事療法は
“厳しいことを1週間だけやってやめてしまう”
より
“無理なく出来ることを習慣にする”
の方が圧倒的に効果的です。
どうしても効果を早く出したくて前者に目がいきがちですが、後者で出来ることを一緒に考えていくのが管理栄養士の役目です。
是非一度お話に来てくださったら嬉しいです。
当院 管理栄養士より